【国語科教員直伝】生活作文がどんどん書けるようになる!例文あり!

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夏休みの宿題でまた生活作文がでました。毎年書く内容がなくて困っています。文章を書くことも苦手ですし……

まめみ先生

確かに中学生を見ていると、作文の宿題に追い詰められている人もいるかも(^_^;)今回は、例文も交えながら手順とポイントを解説するね!

夏休みの宿敵といえば作文の宿題!と答える人も多いのではないでしょうか?笑

義務教育段階では長年の宿題として定着している生活作文。

そこで今回は現役国語科教員まめみ(https://twitter.com/syouenezinnsei)迷える子どもたちのために、例文も交えて書き方の手順とポイントを解説していきます٩( ‘ω’ )و

この記事を読んで欲しい人
  • 夏休みの宿題「生活作文」の壁にぶち当たっている人
  • 生活作文の書き方に悩んでいる人
  • 作文のテーマを悩んでいる人
  • 生活作文の指導方法に悩んでいる先生
この記事でわかること
  • 夏休みのラスボス「生活作文」の攻略方法
  • 生活作文の取り組み方の手順
  • 生活作文を書くときのポイント

この記事を参考にして作文マスターになってくださいね\( ˆoˆ )/

目次

【手順とポイント】生活作文の書き方

まめみ先生

生活作文は、日常生活に関する経験や出来事を文章に表現するものです。ここでは、生活作文の書き方の基本的な手順とポイントをご紹介します。

生活作文の取り組み方

①具体的な出来事や経験を選ぶ(具体的な出来事や経験に絞り込む)

②タイトルの決定(作文の中心となるテーマを伝えるものであり、読者の興味を引く重要な要素)

③構成の決定(基本的な構成は、序論、本論、結論の3部構成が一般的)

④具体的な描写や感情表現を加える(読者が文章をより身近に感じられるように)

⑤言葉遣いと文法に注意する(正確な言葉遣いと文法が重要)

校正と修正(文章の質を向上させる)

この記事では、この手順の順番でポイントを解説していきます。

具体的な出来事や経験を選ぶ(テーマ)

まめみ先生

生活作文を書くときに一番時間がかかるかもしれないのがテーマ決定です!しかしそれほどテーマ決めは大事な部分です!ここではテーマの決め方のポイントを紹介するので自分に当てはめて考えてみてください٩( ‘ω’ )و

書く内容を具体的な出来事や経験に絞り込みます。日常生活の中で特に印象的だった出来事や、他の人にも興味を持ってもらえるような体験を選びましょう。

1 日常の出来事や活動

自分の日常生活から抽出できる出来事や活動を題材にすることができます。例えば、友人との過ごした時間、趣味やスポーツ、食事や料理、散歩や旅行などがあります。中学校では部活動がよく取り上げられますね!

2 特別な経験やイベント

自分だけの特別な経験という意味で、一番のオススメテーマはこれです!特別な経験やイベントを題材にすることで、興味深い作文が書けるかもしれません。誕生日、祝日、コンサートやイベントへの参加、人生の転機などが考えられます。

3 人間関係や友情

家族や友人との関係、友情やコミュニケーションについて書くことで、感情豊かな作文を書くことができます。人間関係の喜びや課題、一緒に過ごした時間などを取り上げることができます。

4 環境や社会問題

現代社会の課題や環境問題に触れることで、社会的な意識を表現する作文を書くことができます。環境保護、社会貢献活動、人権問題などが考えられます。

5 自己成長や目標

自分の成長過程や目標に向かう努力を描くことで、読者に共感を呼び起こす作文が書けるかもしれません。学習やスキルの向上、困難を乗り越える経験などがあります。

6 思索や哲学的な考察

自分の思索や哲学的な考えをテーマにすることで、深い洞察を提供する作文が書けるかもしれません。人生の意義、幸福、夢や目的などについて考えることができます。

7 幸せや感謝

幸せや感謝の気持ちを題材にすることで、ポジティブな作文が書けるかもしれません。大切なこと、幸せな瞬間、感謝の気持ちなどを表現することができます。

これらのアイデアを参考にしながら、自分の興味や経験に合った題材を選んで生活作文を書いてみてください。

あなた自身の声や個性が反映された作文が、読者に心に響く作品となることでしょう!

タイトルの決定

生活作文のタイトルを決める際には、作文の内容やテーマを端的に表現し、読者の興味を引くものにすることが重要です!

今回は手順の2番目に解説していますが、最後に考えるのも良いと思います\( ˆoˆ )/

ここでは、生活作文のタイトルを決める際のアイデアとポイントをいくつかご紹介します。

  1. 具体的な出来事や場面の要素を盛り込む: タイトルに作文の中で特に重要な出来事や場面を盛り込むことで、読者に何が起こったのかを想像させることができます。例えば、「友人とのピクニックでの一日」や「夢中になったハイキングの冒険」などが考えられます。
  2. 感情や雰囲気を反映させる: 作文の感情や雰囲気をタイトルに表現することで、読者に作文の雰囲気を伝えることができます。例えば、「笑顔あふれる日々」や「雨の中の思索」などが考えられます。
  3. テーマやメッセージを強調する: 作文のテーマや伝えたいメッセージを強調したタイトルを選ぶことで、読者に作文の中心テーマを伝えることができます。例えば、「友情の尊さを考える」や「自己成長の道」などが考えられます。
  4. 独自のフレーズや表現を使う: 独自のフレーズや表現を使ってタイトルを工夫することで、興味を引くタイトルを作ることができます。例えば、「365日の冒険と発見」や「未知なる未来への第一歩」などが考えられます。
  5. 簡潔で分かりやすい言葉を選ぶ: タイトルは簡潔で分かりやすいものが良いです。長すぎず、核心をついた表現を心がけましょう。読者が一目で内容やテーマを把握できるタイトルを考えます。
  6. 疑問や誘引を盛り込む: タイトルに疑問や誘引を盛り込むことで、読者の興味を引きつけることができます。例えば、「本当の幸せって何だろう?」や「あなたの人生、どんな色?」などが考えられます。
  7. 感情や要素の対比を使う: タイトルに感情や要素の対比を取り入れるこ
まめみ先生

これらのアイデアを参考にしながら、自分の作文の内容やテーマに合った魅力的なタイトルを考えてみてください。タイトルは作文の第一印象を左右する重要な要素ですので、工夫して選ぶことが大切です。

構成の決定

ここまできたら作文を書く前に、どのような構成で書くかを考えましょう!

基本的な構成は、序論、本論、結論の3部構成が一般的です。序論ではテーマや背景を示し、本論では具体的な内容を展開し、結論ではまとめや感想を述べます。

説明では難しく感じるかもしれませんね(^_^;)

具体的には、こんな順序で書くと書きやすですよ!

  1. 序論:
    • 背景の説明: どのような出来事や体験について書くのか、簡単に説明します。
    • 興味を引く要素: 読者の興味を引くエピソードや興味深い点を紹介します。
    • テーマや目的: 作文で伝えたいテーマやメッセージ、目的を明確にします。
  2. 本論: 本論では、具体的な出来事や体験に焦点を当てて詳しく説明していきます。以下のようなアプローチで構成することができます。
    • 出来事の詳細: 詳細な出来事や体験の内容、状況、登場人物などを具体的に描写します。
    • 感情や気持ち: その時の自分の感情や気持ち、驚きや喜び、困難を克服したときの気持ちなどを表現します。
    • 経過や展開: 出来事の進行や展開を説明し、どのようにして状況が変化したかを示します。
  3. 結論:
    • 反省や学び: 出来事から得た学びや反省、成長した点を述べます。
    • メッセージや考察: 出来事を通じて感じたテーマやメッセージ、他の人に伝えたいことをまとめます。
    • 結びの言葉: 最後に、読者に向けた思いやメッセージを綴ります。
まめみ先生

書きやすい構成のポイントは、論理的な流れを持たせつつも、自分の体験や感情を豊かに表現することです。序論で興味を引き、本論で具体的な出来事を描写し、結論で自分の気づきやメッセージを伝えることで、生活作文が読み手に響くものとなるでしょう。

具体的な描写や感情表現を加える

生活作文で効果的な描写を行うためには、具体的で感情豊かな言葉遣いや表現を使い、読者に自分の経験や感情を鮮やかに伝えることが重要です。

ここでは、生活作文での描写の仕方に関するいくつかのポイントをご紹介します٩( ‘ω’ )و

  1. 五感を活用する: 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚など、五感を使って詳細な描写を行うことで、読者に臨場感を提供します。例えば、景色の美しさ、風の音、花の香り、食べ物の味わいなどを感じた印象的な描写を行います。
  2. 比喩や隠喩を使用する: 比喩や隠喩を使って、感情や状況をリッチな言葉で表現することができます。例えば、「太陽がまるで笑顔を振りまいているかのように輝いていた」などの表現を活用します。
  3. 具体的な詳細を挙げる: 細かな詳細や具体的な要素を挙げることで、読者にイメージを明確に伝えることができます。例えば、色、形、サイズ、材質、動きなどの詳細を説明します。
  4. 感情や心情を表現する: 自分の感情や心情を的確に表現することで、読者に自分の気持ちを共感してもらうことができます。喜び、悲しみ、驚き、不安などの感情を表現します。
  5. 行動や動作を描く: 登場人物の行動や動作を詳しく描写することで、物語が動きを持ち、リアルさが増します。表情、ジェスチャー、動きの速さやリズムなどを描写します。
  6. 環境や背景を描く: 物語の舞台や環境を詳細に描写することで、読者がその場所や状況に想像を巡らせることができます。季節、時間帯、気候、風景などの要素を描写します。
  7. 感覚的な言葉を選ぶ: 感覚に訴える言葉を使うことで、読者の感情や想像力を刺激します。強烈な形容詞や副詞、感情的な形容などを使って描写を豊かにします。
まめみ先生

描写の仕方は、具体的な状況やテーマによって異なる場合があります。自分の体験や感情を生き生きと伝えるために、様々な表現方法を試してみてください描写が豊かで感情移入しやすい作文が、読者に心に残る印象を与えることでしょう。

校正と修正

生活作文を校正する際には、文法や表現の誤りを修正するだけでなく、内容や流れの論理的な整合性や魅力を確認することも重要です。

ここでは、生活作文を校正する際のポイントをいくつかご紹介します。

  1. 文法と表現のチェック:
    • 文法ミスや誤字脱字を修正します。
    • 適切な句読点の使用を確認します。
    • 適切な時制や人称を守っているか確認します。
  2. 論理的な流れと構成:
    • 作文の導入部分が明確で読者の興味を引くか確認します。
    • 各段落が適切な順序で続いているか確認します。
    • 段落間のつながりや遷移がスムーズか確認します。
    • 結論が適切にまとめられているか確認します。
  3. 描写と具体性:
    • 描写が具体的で感情を引き起こすか確認します。
    • 五感を活用し、読者が臨場感を感じられるような描写を確認します。
    • 比喩や隠喩を使って表現を豊かにするか確認します。
  4. 表現のバリエーション:
    • 同じ言葉や表現を繰り返し過ぎていないか確認します。
    • 同じ構文パターンを多用していないか確認します。
    • 語彙や表現のバリエーションを意識して見直します。
  5. テーマやメッセージの明確性:
    • 作文のテーマやメッセージが明確に伝わるか確認します。
    • 自分の感情や考えが適切に表現されているか確認します。
    • 伝えたいポイントが十分に強調されているか確認します。
  6. 読みやすさとリズム:
    • 文章が読みやすく、分かりやすいか確認します。
    • 長文と短文をバランスよく使い、リズムを意識します。
  7. 他者のフィードバックを受ける:
    • 他の人に校正してもらい、視点の違いや誤りを指摘してもらいます。
    • フィードバックを受けて改善点を反映させることで、作文の質を向上させることができます。
まめみ先生

これらのポイントを意識しながら、生活作文を校正してみてください。校正は作文の品質を高める重要なステップであり、正確で魅力的な作品を仕上げる手助けになることでしょう\( ˆoˆ )/

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生活作文の例文

ここでは、短いものですが生活作文の例文をいくつか示します。

これらはあくまで参考ですので、あなたの具体的な経験やテーマに合わせてアレンジしてくださいね٩( ‘ω’ )و

例文1: 趣味やアクティビティについての作文

私の週末の楽しみは、友人と一緒にハイキングに行くことです。土曜日の朝、私たちは早起きして山へ向かい、息をのむような景色を楽しんでいます。風が心地よく、鳥のさえずりが耳に心地よく響きます。山の頂上に着くと、達成感とともに新たなエネルギーを感じます。この瞬間こそが私の週末のハイライトであり、自然と一体になれる貴重な時間です。

例文2: 特別なイベントや経験についての作文

去年のクリスマスは、家族全員が集まる特別な日でした。家中がきらびやかな飾りつけで彩られ、温かい食事と笑顔が溢れる空間でした。プレゼントを交換し、笑い声が絶えない一日は、私たちの絆をより強固にしました。この特別な瞬間を家族と共に過ごせたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

例文3: 日常の小さな幸せについての作文

私の日常には、小さな幸せがたくさん詰まっています。朝の散歩で見かける可愛らしい犬や、窓から差し込む温かい太陽の光、自分で作るお気に入りの料理の香り。これらの些細な瞬間が、私の心を癒してくれます。毎日が特別なものであることに気付かせてくれることに感謝しています。

例文4: 成長や変化についての作文

最近、新しい趣味を始めることに決めました。初めは不安もありましたが、新しいスキルを身につける過程での喜びや達成感が私を励ましてくれました。試行錯誤の中で成長していく自分を見ることができるのは素晴らしい経験です。これからも新しいことに挑戦し、成長を続けたいと思っています。

まめみ先生

短い例文ですがこれらの例文を参考にしながら、自分の経験や感情を反映させた生活作文を書いてみてください。あなた独自の声と視点が作文を魅力的なものにすることでしょう!

まとめ

生活作文は、自身の生活を振り返りその経験を掘り下げていくものです。

文章量がなかなか増えない人は五感でその状況を表現するようにしましょう!そうするとより具体的に情景が表現できるだけでなく、文章量も自然と増えていきます。

また作文指導やサポートをする先生方や保護者の方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

元離島中学校教員
担任6年(2.1.2.3.2.3)
データ共有による若手教員支援ブログ運営
公務員の投資や副業などワークライフバランスを向上させる情報発信中

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