高校受験まで残り約30日。子どもたちには「人生で一番勉強をしなさい!」とは言っているものの、何もしていない子たちが多く見えるんですよねぇ。
それは子どもが困っている状態かも!何をいつまでにどのくらいしたらいいかわからないんだよ!そんな時のために具体的な方法とポイントを紹介します!
でも…正直国語って直前の勉強で点数上がりにくくないですか…?
直前の対策でも正しい方法で質を高めればグンとUPします!今回は30日前バージョンですが、期間がまだあるならばこの方法を繰り返すだけで国語が得意科目になった人もいるので信じてついてきてください!
受験まで残り30日、いよいよ最後の追い込みですね。
国語は、直前対策としては後回しにされやすい教科でもあります笑
しかし!実は、暗記やテクニックを駆使することで得点を伸ばしやすい教科なんです!
国語の基礎知識という武器を持って、普段の読書とは違った読解に挑む練習をすれば爆速で成長できます!
そこで今回は元国語科教員まめみ(https://twitter.com/syouenezinnsei)が迷える子どもたちのために、短期間で効率よく得点をアップさせるための国語の直前対策を解説していきます٩( ‘ω’ )و
- 受験直前、何から手をつけたらいいのか迷っている人
- 時間配分や解答順で悩んでいる人
- 学校での時間をもっと有効に使いたい人
- 直前期にどれだけ勉強すればいいか知りたい人
- 国語も暗記で得点を伸ばせる理由と方法
- 問題を解くための具体的なテクニック
- 読解で見落としがちなポイント
- 効果的な時間配分と解答順の決め方
- 30日間の学習計画と学校時間の活用法
この記事を参考にして、受験直前の国語対策を万全に整えましょう!
国語も実は暗記科目?!
君は国語入試問題に挑む武器を持っているか?
と聞かれたら「この武器ならあります!」と何個の武器を出せるでしょうか?
またその武器の使い方を知っているだけでなく、どんな敵が来ても応用的に扱える力はあるのでしょうか?
ここでいう武器が暗記の部分です。
武器がないと、そもそも君は裸で敵に挑もうとしているということになります。
日本語を話せるし、敵とも会話できるから武器なんていらないさ。
と悠長なことは言っていられません。
なぜならこの戦い。人生を賭けた大一番でありながら、敵は社会の動向を踏まえながら毎年進化を遂げている生き物だからです。
どの教科にも武器はあります。まずは正しい武器と扱い方を知って、そこから戦闘練習です!
国語は「暗記が不要」と思われがちですが、実は漢字や文法、古文の基礎知識は完全に暗記が必要です。この1ヶ月でこれらの基礎を復習しましょう。
国語は暗記しなくていい、って思ってる人も多いかもしれませんが、実は大きな誤解なんです!暗記すべきポイントが意外とたくさんあるんですよ。
①漢字:過去問や問題集で出題頻度の高い漢字を覚える。
②文法:助詞・助動詞、敬語の使い方などをもう一度確認。
③古文基礎:古文単語と古文の基本構文(係り結びなど)を覚え直すことで、古文の得点が安定します。
④慣用表現やことわざ:国語では慣用句やことわざもよく問われます。「青は藍より出でて藍より青し」などの表現や意味を暗記しておくと、選択肢問題で有利です。
⑤文学史の基礎:入試では、文学作品や著者の知識を問われることもあります。代表的な文学作品や作者名(例えば、夏目漱石や芥川龍之介)を簡単に覚えておくと、得点につながることがあります。
1. 出題頻度の高い漢字を覚える
漢字は得点源です!
過去問や問題集でよく出題される漢字をピックアップし、重点的に覚えましょう。
まずは一日に10個程度に絞って学習し、翌日以降に復習を繰り返すことで記憶を定着させます。特に誤読しやすい漢字や、普段使わない難しい漢字は、書きながら覚えるのが効果的です。
- 過去問を分析し、頻出の漢字リストを作成(先生にプリントをもらいにいくのもアリ!)
- 毎日10~20個ずつ暗記し、3日後と1週間後に復習
- 読み書き両方を意識して学習
2. 品詞、敬語の使い方を重点的に復習する
品詞の理解は文法の基礎となり、入試問題でも頻繁に問われます。特に動詞、形容詞、形容動詞、助詞、助動詞の分類をしっかり理解することが重要です。
具体的な学習方法はこちらです!
- 品詞ごとの特徴を整理する
- まずは、品詞ごとの基本的なルールや特徴を覚えます。例えば、動詞には「五段活用」「上一段活用」などの活用形がありますが、それぞれの特徴をノートにまとめておくと良いでしょう。
- 問題集を活用して実践練習
- 品詞問題が充実した問題集を使用して、問題を解きながら品詞の判別力を高めます。最初は簡単な問題から始め、徐々に難易度を上げていくと効果的です。
- 文章中の品詞を分析する
- 日常的に目にする文章(例えば教科書や新聞記事)を使って、各単語がどの品詞に当たるかを確認する練習を行います。自分で文章を書き、各単語を品詞ごとに分類する作業も有効です。
- 活用形を覚える
- 特に動詞や形容詞の活用形(例えば「食べる」の未然形「食べない」、連用形「食べ」など)を覚えます。まずは活用表を見ながら、次に活用形を実際に書いて覚えることで、しっかりと記憶に定着させます。
- 敬語の種類と使い方を理解する
- まずは、尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いを覚えます。具体的には、「いらっしゃる(尊敬語)」「おる(謙譲語)」「です・ます(丁寧語)」などの例を押さえておきます。これを一覧表にまとめて、毎日復習するのがおすすめです。
- 敬語表現を実際に使ってみる
- 日常の会話や作文で意識的に敬語を使う練習をします。例えば、「先生がいらっしゃる」といった尊敬語や、「私がおります」といった謙譲語を意識して使ってみましょう。普段から慣れておくことで、試験でも自然と使えるようになります。
- 敬語の誤りを直す練習
- 問題集や参考書で、誤用されやすい敬語表現を確認し、正しい使い方に直す練習をします。例えば、「おっしゃられた」などの二重敬語や、「ご覧になっていただく」といった過度な敬語はよく出題されます。
- ロールプレイで敬語の実践練習
- 家族や友人と一緒に、実際に敬語を使って会話するロールプレイを行います。たとえば、面接形式で質問に答えるシチュエーションを作り、適切な敬語を使えるか確認します。
3週間で品詞と敬語をマスターしよう!
ちなみに、学校の先生をフル活用するのがオススメです!
- 1週間目
- 動詞・形容詞の活用形を覚える(毎日10分)
- 尊敬語・謙譲語・丁寧語の基礎を学ぶ(毎日15分)
- 2週間目
- 助詞と助動詞の分類を問題集で確認(週3回)
- 実際に敬語を使った会話練習を取り入れる(週3回)
- 3週間目
- 日常の文章を品詞ごとに分析し、定着を図る(週5回)
- 問題集で敬語の使い方を確認し、誤用を修正(週5回)
3. 古文単語と基本的な文法を重点的に覚える
古文の得点を安定させるためには、頻出の単語と文法を押さえましょう。
例えば、「係り結び」や「未然形・已然形」といった文法ルールは、理解しておくと問題の解き方が格段にスムーズになります。古文単語は、意味とセットでイメージを持ちながら暗記することがポイントです。
また、古文では、動詞や助動詞の活用形を理解し、主語を正しく判別することが得点に直結します。「けり」「む」などの助動詞の意味と用法をしっかり覚えることで、内容理解が深まり、設問にも正確に答えられるようになります。
- 古文単語集を使い、毎日30分ずつ単語暗記
- 古文の基本構文(係り結びや助動詞の活用)を問題形式で練習
- 短い古文を音読しながら内容理解を深める
- 文中の主語を意識しながら、古文を読む練習をする
4. 慣用句やことわざ
「青は藍より出でて藍より青し」や「棚からぼた餅」など、入試に頻出の慣用句やことわざを覚えておくと、選択肢問題で有利になります。これらの表現を具体的な例文とともに覚えることで、実際の問題での応用が効きます。
これに関しては、先生に暗記用語句プリントをもらうのが一番効率的です!もし持っていなかったとしたら、サイトを見てノートに書いて覚えるのもよし!
参考になりそうなサイトはこちらです!
5. 文学史の基礎(余裕があったら)
文学史の問題では、特定の時代やジャンルの代表的な作品や作者が問われることが多いです。
たとえば「夏目漱石の代表作は『吾輩は猫である』」など、重要なポイントをエピソードとセットで覚えておくと、記憶に残りやすいです。
- 教科書や問題集で出てくる文学作品を時代ごとにまとめる
- 各作品と作者を短いエピソードで覚える
- 重要な作品を時系列で整理し、関連性も意識して暗記する
参考になるサイトはこちらです!
文学史は出題傾向に差があるので、自分の受験校の過去問をチェックして学習時間の割り当てを決めましょう!
https://min-pri.com/bungakushi
https://www.yaruki-assist.com/tips/regular-exam/post-0134
読解問題を解くテクニック
設問文をしっかり理解することが、点数アップのカギですよ!問われていることに正確に答えるだけで、得点率がグッと上がります。
国語の問題では、設問文をしっかり読み、何を問われているのかを正確に把握することが重要です。
設問には必ず「問いの意図」があります。
たとえば、「理由を述べなさい」という設問には、「〜だから〜である」といった型を使うと答えやすく、採点者もわかりやすいです。
- キーワードを見逃さない
- 設問文には、「どうして」「どのように」「なぜ」といった指示語が含まれています。これらの言葉を見つけることで、どんな答え方が求められているのかがわかります。たとえば、「どうして〜」なら理由を、「どのように〜」なら具体的な方法や手順を答えるといった具合です。設問文を読む際には、指示語に下線を引いたり、マークをつける習慣をつけましょう。
- 定型文を覚える
- 「理由を述べよ」という設問に対しては「〜だから〜である」という型を使います。同じように、「〜の理由を答えなさい」「〜の意図を説明しなさい」などのパターンごとに、定型文を覚えておくとスムーズに解答が進みます。たとえば、「意図を説明しなさい」の場合、「〜することで〜が可能となる」といったフレーズが使いやすいです。
- 選択肢問題でのポイント
- 選択肢問題では、正解と近い選択肢が複数あることが多いため、引っかかりやすい部分を見極める必要があります。間違いの選択肢には、必ず「言い過ぎ」「曖昧さ」「逆接」などのポイントが含まれていることが多いので、落ち着いて吟味することが大切です。
読解で点を落とさないコツは、接続詞に注目すること!『しかし』『つまり』『したがって』なんて言葉が出てきたら、すぐにチェックです。
読解問題では、文章の流れや論理展開を示す接続詞が大きなヒントになります。
特に、「しかし」「つまり」「したがって」「一方」といった接続詞は、文の論理を一気に逆転させたり、結論を示す重要な役割を果たしています。
- 接続詞に注目して線を引く
- 文章を読む際、「しかし」「ところが」などの逆接の接続詞、「つまり」「したがって」などの結論を示す接続詞に注目します。これらの接続詞に下線を引いたり、マーカーを使うことで、文章の論理展開が視覚的に捉えやすくなります。
- 接続詞の意味を理解する
- 接続詞ごとの役割を理解することが大切です。「しかし」「一方」といった逆接は、それまでの内容とは逆の考えが述べられることを示します。「つまり」「要するに」といった言葉が出たときは、筆者が最も伝えたいポイントや結論が続くことが多いです。このように、接続詞を手がかりに読み進めることで、設問の答えに辿り着きやすくなります。
- 重要なキーワードとセットで読む
- 接続詞だけでなく、その前後に出てくるキーワードにも注目します。たとえば「しかし」の後に続く文章には、筆者の本音や真意が含まれていることが多いです。これを意識して読むと、設問に対して適切な答えを導き出しやすくなります。
- 問題演習で接続詞を意識する
- 過去問や問題集を解く際、接続詞に注目しながら文章を読みます。最初は接続詞に線を引き、論理の流れを確認する練習を行いましょう。
- 文章の構造を意識して要約する
- 長文を読んだ後に、文章全体を3行で要約する練習をします。要約する際、接続詞が文章の展開をどう変えているかを確認しながらまとめると、内容の理解が深まります。
- 接続詞を使った文章を書く練習
- 自分で短い文章を書き、その中に意図的に接続詞を使う練習を行います。「しかし」「したがって」などを使うことで、論理的な文章を書く力も鍛えられ、読解力の向上に役立ちます。
条件作文のポイント
条件作文は、条件をしっかりクリアすることが最優先!それから文法ミスにも要注意ですね。
条件作文で大事なのは、与えられた条件をきちんと満たしつつ、文法ミスを防ぐことです。以下のポイントを押さえておきましょう。
- 条件を漏らさない:すべての条件がクリアされているか確認します。
- 文法ミスに気をつける:常体と敬体が混ざらないように、主述関係を確認し、漢字ミスを防ぎます。
時間配分と解く順番を決めておく
試験本番で焦らないためには、時間配分を事前に決めておくのが鉄則です!
限られた時間内で全ての問題を解くためには、時間配分が重要です。以下の例を参考に、自分に合った配分を決めましょう。
- 大問1(漢字・文法):3分
- 大問2(説明文):15分
- 大問3(古文):10分
- 大問4(小説):15分
- 大問5(条件作文):5分
- 見直し:2分
大問1から解かなくてもOK!自分が得意な問題から攻めて、確実に得点を稼ぎましょう!
試験では、必ずしも大問1から順番に解く必要はありません。自分の得意な分野から取り組むことで、リラックスして高得点を狙えます。読解が苦手な人は条件作文から始めるなど、順番を工夫することも大切です。
結局30日間で何をどのくらいすればいいの?
実は、自宅学習だけじゃなくて学校での受験勉強の時間もフル活用するのがポイント!特に、学校での授業や面接対策の時間を賢く使う人が、最後の一ヶ月で一気に成績を伸ばすことができるんです!
受験勉強では、自宅での学習だけでなく、学校で確保される受験勉強の時間も最大限に活用しましょう。
個人的な考えですが、授業も含めて学校で与えられた学習時間さえまともに有効活用できない人は、自宅でもできているとは思えません。
未来の自分ために!今が頑張りどきです!
授業の合間や面接対策の裏側の時間に、漢字や文法の暗記、過去問演習の見直しを行うことで、効率的に学力を高めることができます。
- 入試の過去問を解く
- 目標:週に3セット(5日間で1セット)を解く。
- 内容:全体の時間配分を意識し、実戦形式で解く。特に読解問題では、接続詞に注目する練習を行う。
- ポイント:解いた後に、間違えた箇所を復習し、設問の意図や解答パターンを理解する。
- 暗記系の強化
- 毎日取り組む:漢字、文法、古文単語を毎日少しずつ暗記。
- 計画:毎日30分程度、暗記タイムを設ける。特に古文は頻出単語を重点的に復習。
- 暗記の進め方:復習は「3日後」「1週間後」のスパンで繰り返し行う。
- 問題を解く順番と時間配分の確認
- 毎週確認:過去問を解く際に、どの順番で解くのが自分にとって最適かを模索。時間配分も意識してシミュレーション。
- シミュレーション練習:本番と同じ時間で、決めた順番で問題を解いていく練習を取り入れる。
【30日間の学習スケジュール例】
日数 | 内容 | 時間配分 |
---|---|---|
1〜5日目 | 過去問セット1を解く+暗記系(漢字・文法)30分 | 2時間(過去問)+30分(暗記) |
6〜10日目 | 過去問復習+古文単語暗記30分+時間配分確認 | 1.5時間(復習)+30分(暗記) |
11〜15日目 | 過去問セット2を解く+漢字暗記30分 | 2時間(過去問)+30分(暗記) |
16〜20日目 | 過去問復習+文法暗記30分+順番シミュレーション | 1.5時間(復習)+30分(暗記) |
21〜25日目 | 過去問セット3を解く+古文暗記30分 | 2時間(過去問)+30分(暗記) |
26〜29日目 | 総復習+実戦形式で模擬テスト | 3時間(総復習・模擬テスト) |
30日目 | 軽く復習・リラックス | 1時間(軽めの復習) |
当日 | 新しいものは見ない! | 今までの学習の跡を見返す程度 |
受験直前の過ごし方
受験直前は、学校での時間も自宅学習と同じくらい重要です。
学校では、周囲と刺激し合いながら効率よく学習を進めることができます。特に、過去問演習で見つけた苦手分野の復習や、暗記系の最終チェックに時間を使いましょう。
この30日間を賢く使い切ることで、最後の成績アップが期待できます!
がんばれ受験生!!!!!
まとめ
国語は、暗記とテクニックを活用すれば短期間で成績を伸ばせる教科です。直前の30日間をしっかり計画し、最後の追い込みで得点を確保しましょう!
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