豊かな自然に囲まれた離島生活に憧れています。
でも踏み出す勇気がなかなかなくて…
離島生活は実際に生活している人に聞くのが一番!
私が離島に移住して分かったことを全て教えます!
日本には数多くの素敵な離島があります。
「いつか離島で生活したい!」
「離島にも家を持ちたい!」
という思いを1度は抱いたことのある人も多いのではないでしょうか?
離島と言われれば不便でマイナスなイメージを持っている人もいますが、離島にも魅力はたくさんあります!
今回は現役離島中学校教員まめみ(https://twitter.com/syouenezinnsei)が離島で暮らしてみて感じた離島生活のリアルをお伝えします!
- 離島生活のリアルを知りたい人
- 離島生活のメリット・デメリットに興味のある人
- 将来離島移住を考えている人
- 離島に実際に住んで分かったメリット・デメリット
- 離島生活のリアル
離島生活のメリット
日本は、本州、北海道、四国、九州、沖縄本島を除いても6,847島もの離島があります。
このうち、離島振興法による離島振興対策実施地域に含まれる有人離島は254島です!
離島にはこのような役割があります。
日本の離島の役割
- 日本の領域
- 排他的経済水域等の保全 ・海洋資源の利用
- 自然環境の保全
- 食料の安定的な供給
このように離島は日本にとって重要な役割を担っているため、国土交通省:離島振興法・離島振興法施行令によって島民生活は守られています。
その背景も踏まえて、メリット・デメリットをお伝えしていきます٩( ‘ω’ )و
メリット①絶景が日常になる
離島の一番の魅力といえば360度どこをみても素敵な景色があることです!
離島に移住した後は、オーシャンビューに感動しました。
それだけでなく、離島ならではの植物が作る出す南国の景色にも心惹かれました。
また、どこに行ってもプライベートビーチという島も多いです!
そして離島に行ってからはロケーションが最高なので毎日の通勤も楽しめます。
メリット②食材や労力のおすそ分け文化がある
離島に来て驚いたのは、多くの食材をいただいたりお手伝いをいただいたりしたことです。
島民みな家族という雰囲気でお互い支え合って生活しています。
私がいただいたものはこちらです!
- 地元の農作物
- 各地のお土産
- 生活用品
- 手作りの料理 など
また、離島には引越し業者はない場合がほとんどです。
それは地域の人や職場の人が協力して手伝ってくださるからです!
軽トラックを持っている人も多いので地域行事や学校行事でも率先して協力してくれます!
メリット③地域が子どもを育ててくれる
子育て世代には離島生活をおすすめします!
子育て×離島にはこのようなメリットがあります。
子育て×離島のメリット
- 子育て支援の助成が多い
- 単身、核家族で生活していても孤立しづらい
- 土地や家賃が比較的安い
- 自然環境が豊か
- お金をかけずに遊べる場所が多い
- 見守りが多く安全性が高い
意外と知られていないのが、子育て支援の助成金の多さです。
離島に限らず地方は、子育て中の世代に家族で移住して貰って経済を活性化させ、地域全体で税収を増やしたいと考えています。
そのため、子育て世代向けに多くの助成策を用意する地方自治体が増えています。
メリット④競合が少ないのでビジネスチャンスが転がっている
私は離島に移住してから家族や友人に離島での起業をおすすめしました。
もちろん、怪しい話ではありません!笑
離島を見てみると、各業界が数社で成り立っており競合が圧倒的に少ないことがわかりました。
例えば、数ヶ月に一回島に眼鏡屋さんが来たり、有名な飲食店が一時的に出店しに来たり、、、など。
また、司法書士や獣医なども島に1人ということもあります。
飲食店も少ないので、各業界にビジネスチャンスが広がっています!
離島移住を機に起業する人も多いです。私の生徒の中にも自営業の親を持つ人が多いことから実感しています。
なので、移住希望の離島の実態を調べビジネスを成功しやすいこともメリットの1つです٩( ‘ω’ )و
メリット⑤時間が増えてお金が貯まる
離島暮らしは都会暮らしよりも時間ができます。
そのため様々なことにチャレンジする時間が増えるとともに、娯楽施設や飲食店などが少ないためお金を使う場面が減るのでお金は増えていきます!
私が離島移住後チャレンジしたこと
- 釣り
- シュノーケリング
- 海辺でBBQ
- 周囲の離島巡り
- ブログ開設
- お金の勉強
- 簿記試験
時間を有効に活用することで、経験値とお金は増えていきます!
離島生活のデメリット
離島移住を考えている人は、離島生活のデメリットもしっかり把握しておく必要があります!
自分は離島生活に向いているのか?
こちらも読んでから考えていきましょう!
デメリット①医療機関が少ない
一番に挙げておきたいのが医療問題です。
医療については命にも関わることなので大事なことです。
総合病院がある離島も多く存在しますが、救急医療に対応した病院があるかを確認しておくべきです。
また持病がある人は定期的に内地に診察に行く必要が出てくるかもしれません。
現在もへき地・離島救急医療学会によってこの課題は解決を目指して取り組まれています。
この問題はどの離島に移住するかを考える時に確認できることなので、解消できるデメリットだと言えるでしょう。
デメリット②教育機関が少ない
子育てをする上で考えるのが教育の問題です。
親が何を重視するかによってこの問題はメリットにもデメリットにもなると思います。
つまりこのような2通りの考え方があります!
メリット | デメリット |
---|---|
地域行事が多く親子で楽しむことができる 自然豊かな環境で子育てできる 困った時にはすぐに助けてもらえる、孤立しない 子育て支援の助成が多い お金をかけずに遊べる場所が多い 見守りが多く安全性が高い | 学習塾が少ない 進学意識が低いため学習意欲が低い傾向にある 高等学校の数が少ない ライバル意識が少なく切磋琢磨するのが難しい |
これは、あくまでも離島教員として感じた実態です。
離島教員をしていると子どもたちが地域に見守られ伸び伸びと育っていることを実感します。特に自己肯定感の高さを感じます!
学習面で考えるか生活面で考えるかによって、方向性は変わっていきます。
なので子育て方針を考えた上で移住を決断するのが良いでしょう!
また離島には教育機関が充実している場所もあります。離島の選択をする際に調べましょう٩( ‘ω’ )و
デメリット③交通手段が少ない
私が離島に来て一番不便を感じたのが交通手段です。
特に、天候によって船などの便が欠航になった時にはスーパーに食材が入りません!
台風で欠航が続けば生鮮食品などはスーパーに並ばないので早めに買いだめをしておきます(^_^;)
そのような状態なので旅行などの計画を立てても行き来が予定通りにいかないことがあります。
離島生活に慣れれば大したことはないのですがデメリットの1つといえるでしょう。
また離島は車やバイクがないと生活ができません。
路線バスは本数が少ないため自分で動ける手段を用意しておきましょう。
デメリット④「郷に入れば郷に従え」が苦手な人には不向き
環境が変われば自分の慣習と異なる場面が出てくると思います。
その時に自分の意見を押し通したい人には離島生活はストレスになるでしょう(^_^;)
離島に移住する時には「郷に入れば郷に従え」の考え方が大事です!
【郷に入っては郷に従え】
よその土地や環境・社会に入った場合にはたとえ自分の知っている習慣や風習と異なっていたとしてもそこでのやり方やしきたりに従うべきということを意味する表現。
Weblio辞書
実際、田舎ほど昔の慣習が残っている場合があります。
それは時代の流れと逆行していることもしばしばです。考え方が偏っていることもあります。
その中で新しい価値を受け入れることのできる人に離島生活は向いている思います!
私は海外旅行も好きですが旅行の時も新たな価値に出会い、視野が広がります。そんな経験ができるのも魅力の1つだと思います。
まとめ
私が離島に移住して感じたリアルなメリットとデメリットを紹介してきました!
新しい環境で新しい価値に出会えるのは確かなことだと思います。
また新しい生き方の1つの選択肢として考えるのもアリだと思います。
様々な選択肢が溢れている現代に、ゆとりある生活を手に入れる選択をしてみてはどうでしょうか?
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