希望の大学に進学することができなかったのですが、まだあの頃の夢を諦めきれていません…
「編入」という制度があると知りましたが、どんな対策をすればいいのでしょうか?
今回はこんな質問にお答えします。
まず、編入学とは進学後に「より高いレベルで専門を学びたい」「学生の時期にさらに多くの経験を積みたい」「大学卒業資格を取りたい」といった希望を持つ人のための制度です。
編入学制度の目的を理解することは、対策をする上でもとても重要です。
なぜなら、編入学制度の目的に合う人物が合格を勝ち取ることができるからです。本記事を読むことで大学に求められる人物像になることができます!
この記事では現役教員まめみ(https://twitter.com/syouenezinnsei)が自身の大学編入を振り返りながら対策方法ついて解説していきます!
- 大学編入を検討している人
- 編入学の目的・方法を知りたい人
- 編入学の対策について知りたい人
また、最後には私が実際に面接で使用した文例を紹介しています!ぜひ参考にしてみてください!
- 編入学のための手順
- 編入学試験の対策方法
- 面接対策の文例
大学編入をすると決心した時からすぐに動き出した人が夢のキャンパスライフを送ることができます!
1つ1つ丁寧に解説するので、頑張っていきましょう٩( ‘ω’ )و
ポイント① 大学選択と情報収集
編入学に関する情報収集4つのポイント
- 受験資格
- 受験日(編入試験はいくつかの大学を受験できます。重ならないかチェックしましょう。)
- 試験科目(専門科目だけでなく、小論文や面接もある大学が多いです。)
- 大学、学部、学科それぞれの特色や研究内容(志望動機にも関わるので確認しましょう。)
4つの情報は、大学のホームページにも記載されていますが、現在通っている学校の学生課に問い合わせれば卒業生の情報を含めたより詳しい情報をもらえることも多いので、必ず学生課にも聞いてみましょう!
また、身近に該当大学への編入成功者がいる場合は、編入前の学校での学生生活も聞きましょう。今ではSNSを活用して編入生と情報交換をすることもできます。
一番効率が良いのは、希望大学へ編入した人の体験談なのでSNSもぜひ活用してください!
ちなみに、私も希望大学に編入した姉の友人から多くの情報をゲットしました!
どの大学を選ぶかも重要なポイントです٩( ‘ω’ )و
県立短期大学に進学した私が選んだ編入先の大学は地元の国公立大学でした。なぜなら、「短期大学での専門科目が引き続き学べる学科がある」「教員免許1種を取ることができる」「地元では一番大きな大学なので色々な経験ができる」からです。
編入制度の目的を思い出してください。
編入先の大学を選ぶ時には、「なぜその大学に編入しなければならないのか?」という問いに対して、明確な理由をいくつか作っていく必要があります。
また、その理由は言葉だけではなく、あなた自身の経験や活動履歴が根拠になっていなくてはいけません。次のポイントでは、大学を選択した後の根拠(経験や活動履歴)の作り方について解説していきます!
ポイント② 「経験」という名の武器
「経験は金では買えない」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、私は自身の経験から個人的に「経験は金で買える」と思っています笑
といっても、私は普通のサラリーマンの元で育ってきたので「経験はコスパよく買えばいい」という考え方で学生時代を過ごしました。
つまり、編入試験を受験するにあたり「どれだけ安い価格で経験ができ、そこから何を学び、その学びをどう生かすか」に尽力しました。
私が、大学編入に向けて行ってきた活動はこちらです!
・子ども食堂のボランティアスタッフ、県が運営する国際交流関係のボランティアスタッフ
・入学日翌日から塾講師のアルバイトを始め、兼業しながらも卒業まで継続
・短期大学の図書館運営ボランティア
・資格取得(中学国語2種免許、秘書検定2級)
・県の台湾派遣事業に合格し、台湾の中小企業と意見交流(低価格で海外派遣)
・約2週間のインドネシア研修(教授の知人がいたため低価格)
最初の動機は「大学編入のため」でしたが、勉強や活動そのものを楽しみ、そして多くの人と関わりを持ち、多くのことを学ぶことができた充実した2年間でした( ´ ▽ ` )
そしてこの経験は、すべて志望動機の裏打ちになっています。
2年間はあっという間です。この記事を読んでくださっている人の中には、編入試験までの月日があまり残されていない人もいるかもしれません。
そんな人にでもすぐに手に入る「経験という名の武器」を紹介します。
・県や企業、在学中の大学が行っているボランティアに参加する。(数回でも良い)
・希望学科につながる職種or自分の苦手を克服できるアルバイトをする。(短期間でも良い)
どちらも「短期間でも良い」と書きましたが、もちろん長期間であればあるほど良いです!
しかし、時間がないのであれば数回の経験からも多くを学ぶことができます。まずは、一歩踏み出すことが大切です!
ポイント③ 面接対策
最後のポイントです。もちろん専門科目の対策は、それぞれで進めていかなければなりませんが、時にそれ以上の加点ポイントにもなるのが面接です。
私自身今まで、①高校受験②アルバイト採用③編入試験④教員採用試験の中で面接を受けたことがあります。
編入試験での面接では「本当にこの大学でなければいけないのか」について様々な角度の質問を受け分析されます。
ここでは、私の面接対策の文例を一部紹介します。ちなみに、私は面接対策については自分で質問を考え、スマホのメモ機能に書き溜めていました。そして暇な時に読み返し覚えていきました。
更に詳細が読みたい方のために、また記事をアップする予定です٩( ‘ω’ )و
Q1.なぜこの大学、学科を選んだのか?(志望動機)
A.中学校教諭一種免許状を取得し、中学校の国語教師になりたいと思いこの学部を志望しました。また、短大で◯◯を専門的に学んでいたので、卒論で扱った◯◯の「◯◯」についての研究を進めたいと考えています。
Q2.中学校で国語を教える意味は?
A.中学校の国語は社会に出る時の基礎になる能力。読む、書く、話すの基礎能力を、身につける必要がある。
Q3.中学校の国語教育に足りないものは?
A.言語を用いて議論する力を育むような教育。→テストでも記号で答える問題が多いと感じる→言語によって表現する力が伸びない。個人の能力の格差→高校でもカタカナや漢字がかけない生徒がいる→社会で活躍できない
Q4.国語を軽視する生徒がいたら?
A.その生徒の将来の夢と国語がつながっているという助言をする。
Q5.教育実習はどうだったか?(経験について内容を深める問い)
A.教育実習は私の今までの人生の中で最も充実した3週間でした。教育実習に行教育実習に行き教師になりたいと強く思うようになりました。実習を通して、教師は常に学んでいく存在であるということを実感し、魅力を感じたからです。しかし、同時に力不足である部分も発見できたので編入学ができれば教師になるために学びたいと考えています。
Q6.力が足りない部分とは?
A.教育心理学や教育原理などの知識と経験不足です。発達、学習に関する心理学や教育方法に関する知識が教育に生かされると感じたので、編入学ができれば深く学びたいと考えています。
Q7.教師にとって大切なことは?
A.生徒一人ひとりがもっている能力を最大限に引き出す教育をする。
Q8.どんな教師になりたいか?
A.塾2年間アルバイトをして、生徒との信頼関係が生徒が発言しやすい環境を作ると学んだので、生徒と心を通わせることができるような教師になりたい、と思います。
まとめ
今回は、ポイントを3つに絞って編入試験対策の解説をしました。
大学編入は、決して楽な道ではありませんが対策をして努力を重ねた人なら、入学時から在学している人以上に編入先で多くの経験ができると思います。意識の差が生まれるからです。
周囲の人たちの就職が決まる中、不安も多いと思います。
合格できると思えるだけの対策をして自信をつけていきましょう!
応援しています٩( ‘ω’ )و
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